学園王子様は、俺様です。
…あんなお子ちゃまキスで、足りるわけねぇだろ?
「…ふぁっ…」
朱里から漏れる甘い声に…俺の理性がヤバくなる。
これ以上はやばい…っ
そう思い、俺は唇を離した。
朱里、強引だったから怒るかな?と思ったけど…
「北村くん、あたし幸せです…っ」
と言って、俺にギューッとしてきた。
そんな朱里の頭を撫でていると…
「コホン、これお菓子とジュースね♪」
朱里の母親が入ってきて、そそくさと部屋から出て行った。
…今のは確実に
「「…バレた」」
俺と朱里の声が重なる。
「お母さん、いつからいたんだろう…あははは」
朱里は照れてる様子。
「まぁ、大丈夫だろ」
とか言って、俺も焦ったり…。