学園王子様は、俺様です。


…あんなお子ちゃまキスで、足りるわけねぇだろ?



「…ふぁっ…」



朱里から漏れる甘い声に…俺の理性がヤバくなる。



これ以上はやばい…っ




そう思い、俺は唇を離した。



朱里、強引だったから怒るかな?と思ったけど…



「北村くん、あたし幸せです…っ」



と言って、俺にギューッとしてきた。



そんな朱里の頭を撫でていると…







「コホン、これお菓子とジュースね♪」





朱里の母親が入ってきて、そそくさと部屋から出て行った。




…今のは確実に



「「…バレた」」



俺と朱里の声が重なる。



「お母さん、いつからいたんだろう…あははは」



朱里は照れてる様子。




「まぁ、大丈夫だろ」




とか言って、俺も焦ったり…。
< 369 / 410 >

この作品をシェア

pagetop