学園王子様は、俺様です。
わわわっ…き、北村くんに後ろから抱きしめられて…
「はははっ
お前は独占欲強すぎだな」
「…うっせ」
こんな会話をしていたら…
「あなた、話が進まないわよ」
と、すごく美人で…モデルのような女の人がそう言った。
き…北村くんの…お母さんだ…。
わーわーわー! もっと緊張してきた…っ
「そうだったな。
…よし、では二人に話があるから座りなさい」
北村くんのお父さんは真剣な顔をして、あたしと北村くんに言った。