学園王子様は、俺様です。


北村くんが大好きに見えるんだ…



なんだか照れちゃうな。



「はい、北村くんが大好きです」




あたしは北村くんのお母さんに笑顔で言った。



「ふふっ
本当にお似合いだわ、これからも涼太をよろしくね」




そう言って笑った顔は…どこか北村くんに似ている。



「はいっ」



自信を持って、あたしはそう応えた。




それからあたしは北村くんのお母さんと、他愛もない話をした。



北村くんの小さい頃の話や…
ケガして大泣きした話。



そこでまた北村くんを知れた気がした。




あたしのお母さんは北村くんと楽しそうに話してる。



きっと、気が合うんだと思って、嬉しく感じた。




優斗さんは、北村くんのお父さんと仕事の話やら人生の話をしている。



北村くんのご両親と話をして…あたしを北村くんのお嫁さんとして認めてくれた。



だから…自分に自信を持たなきゃ、って思った。



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