学園王子様は、俺様です。


な…なんでそんなに見つめるの…?



ぐっと近くなった北村くんの顔が、なんだか色っぽくてクラクラする。





「朱里のウエディング姿…やばい。
俺こそ見惚れたし…我慢とか無理…」



北村くんがそう言った瞬間、あたしの唇は温かいモノに包まれ…



「…んぁっ…」



だんだん深くなっていく。






「…はい、これでよし。
これから結婚式始まるから、行くぞ」



北村くんは、満足そうに笑いながら…




あたしの手を取って歩き出した。




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