学園王子様は、俺様です。
「僕のことは、ゆっくりでいいよ。 …色々、あるもんね」
すごく優しい人だなぁ…。
気を使ってくれてるんだ…。
╼╼╼それから、3人でご飯を食べて、ゲームをして…。
徐々に、南さんのこと…慣れてきた。
「じゃ、またね」
南さんが、ぺこっとお辞儀をしたから、あたしもお辞儀して「またね」って言うことができた。
いい人だ、って…お母さんのこと、本当に本気で好きなんだ、って……
わかったから。
「じゃ、優斗さん気を付けてね」
「うん、ありがとう……」
╼╼╼南さんは帰って行った。