君と僕との物語
君はとにかく何にでも興味をもった。

やりたい、と思えばどんな無茶でもやってのけたし、

いくつも危険な橋を渡った。

もちろん、僕を巻き添えにして。

そしていつも一緒に怒られた。

僕はどちらかと言えば慎重派で、

大抵君の提案に異議を唱えたけど、

君の「お願い」に断りきれなくて、

結局了承してしまう。

だって、君が笑うから。

ありがとう、って笑うから。
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