一途過ぎたら大変!?
昨日の俺の選択は正しかったのだろうか?
舞さんは完全に俺を男としてではなく『ただの友達』扱いしていた。
怖がらせたくない、だけど男として意識してほしい。
ものすごく矛盾しているのは分かっているけど、自分では分からず自問自答してばかりだ。
「・・・・・・くん、・・・・・・やくん、誠也君!」
ん?この可愛らしい声の主は舞さん!
「はい、舞さん。どうされましたか?」
「どうしたかは誠也君でしょ?今文化祭何やるのか決めてるところだよ?大丈夫?」
あ・・・・・・しまった・・・・・・。
そうだった、あまりに考えることに集中して全然やること忘れていた。
今舞さんが文化祭何やるかを役員が前に出てクラスの皆に聞いているところみたいだが、俺が始め役に立たなかったからか舞さんが仕切ってくれてたらしいがクラスの皆は全く意見すら出ない。
と言うより友達の沢口さん以外まともに聞いちゃいない・・・・・・。
舞さんが一生懸命話しているだろうが!!
何でそんな中で話が出来るんだ!!
俺だったら見とれて話どころじゃねーぞ!!
舞さんに気付かれないように舌打ちした俺は
「舞さん、すみませんでした。今度は俺が話しますね」
安心させるように笑顔で言った後、皆に真顔で向き直って一通りにらみを聞かせた後
いつも以上に低い有無を言わせない声で
「おい、おまえら。舞さんが話しているだろうが!
いーかげんに聞けよ。文化祭の出し物の意見一つも出せんのか!」
さっきと打って変わって今度は物音一つしなくなった。
「だから、意見は無いのか?」
もう一度言うと、そろそろと手が挙がった。
「なんだ?」
少し怯えながらも、近くの男子が(誰だったっけ?)
「あの~文化祭だからお化け屋敷とか喫茶店なんかいいんじゃないか、と」
おおっ!定番っぽいがいいんじゃないのか?
「なんだ、意見出るじゃないか。他はないか?」
笑顔で俺が答えると、やっと皆が金縛りからとかれたみたいに
「いいんじゃない、面白そう」
「俺、お化け屋敷がいいな」
「え~私喫茶店がいい~」
いろんな声が出だした。
「舞さん、お化け屋敷か喫茶店がいいと言う意見出ましたね・・・・・・舞さん?」
口を開けてすごく不思議な顔で俺の顔を見ていた舞さんは、はっとなって
「あ・・・・・・うん。出てよかったね。どっちにしようか?多数決にする?」
見上げられてすかさず俺は舞さんの顔に近づいて
「はい!ぜひ多数決にしましょう?挙手にします?投票にしますか?」
笑顔で言ったものの思ったより近かったのか微妙な間合いを取りながら
「投票は?誰がどっちに入れたか分からないから皆つられることもないし・・・・・・」
「そうですね、では投票にしましょう」
誰がどっちに入れたなんて俺には知ったことではないんだが、舞さんはちゃんと人のことを考えている。
優しいすばらしい女性だなぁ。
改めて惚れ直し(何回目だっけ?何十回?何万回?・・・・・まぁいっか)すぐに投票権を作り皆に配った。
皆がいろいろ雑談をしながら投票用紙に書いているとき隣に居る舞さんに
「舞さん、舞さんはどっちがいいと思いますか?」
「誠也君は?私は・・・・・・」
そう言った後少し小声になって
「お化けが怖いの。今だに遊園地とかのお化け屋敷も入れなくって・・・・・・だから喫茶店かな?高校生にもなって情けないよね」
肩をすぼめながら困り顔で言っていたが、
情けなくない!!断じて情けなくない!!!舞さんを驚かすお化け役が悪い!
大声で言ってしまいたかったが、寸前で止め
「いいえ、可愛らしいじゃないですか。それに俺も喫茶店が良かったので、気が合いますね」
全くどっちでも良かったのだが、舞さんが喫茶店がいいと言った時点で俺の中からお化け屋敷が消え去った。
「ね~誠也君。喫茶店だったら衣装とか楽しいのにしたいね」
にっこり笑って言った時点で投票がどうであろうと何が何でも喫茶店だなと決めてしまった。
まぁ、実際見事に投票は半々に分かれたが、喫茶店に持っていった。
当然だ!!
さぁ、喫茶店の準備の始まりだ!
舞さんは完全に俺を男としてではなく『ただの友達』扱いしていた。
怖がらせたくない、だけど男として意識してほしい。
ものすごく矛盾しているのは分かっているけど、自分では分からず自問自答してばかりだ。
「・・・・・・くん、・・・・・・やくん、誠也君!」
ん?この可愛らしい声の主は舞さん!
「はい、舞さん。どうされましたか?」
「どうしたかは誠也君でしょ?今文化祭何やるのか決めてるところだよ?大丈夫?」
あ・・・・・・しまった・・・・・・。
そうだった、あまりに考えることに集中して全然やること忘れていた。
今舞さんが文化祭何やるかを役員が前に出てクラスの皆に聞いているところみたいだが、俺が始め役に立たなかったからか舞さんが仕切ってくれてたらしいがクラスの皆は全く意見すら出ない。
と言うより友達の沢口さん以外まともに聞いちゃいない・・・・・・。
舞さんが一生懸命話しているだろうが!!
何でそんな中で話が出来るんだ!!
俺だったら見とれて話どころじゃねーぞ!!
舞さんに気付かれないように舌打ちした俺は
「舞さん、すみませんでした。今度は俺が話しますね」
安心させるように笑顔で言った後、皆に真顔で向き直って一通りにらみを聞かせた後
いつも以上に低い有無を言わせない声で
「おい、おまえら。舞さんが話しているだろうが!
いーかげんに聞けよ。文化祭の出し物の意見一つも出せんのか!」
さっきと打って変わって今度は物音一つしなくなった。
「だから、意見は無いのか?」
もう一度言うと、そろそろと手が挙がった。
「なんだ?」
少し怯えながらも、近くの男子が(誰だったっけ?)
「あの~文化祭だからお化け屋敷とか喫茶店なんかいいんじゃないか、と」
おおっ!定番っぽいがいいんじゃないのか?
「なんだ、意見出るじゃないか。他はないか?」
笑顔で俺が答えると、やっと皆が金縛りからとかれたみたいに
「いいんじゃない、面白そう」
「俺、お化け屋敷がいいな」
「え~私喫茶店がいい~」
いろんな声が出だした。
「舞さん、お化け屋敷か喫茶店がいいと言う意見出ましたね・・・・・・舞さん?」
口を開けてすごく不思議な顔で俺の顔を見ていた舞さんは、はっとなって
「あ・・・・・・うん。出てよかったね。どっちにしようか?多数決にする?」
見上げられてすかさず俺は舞さんの顔に近づいて
「はい!ぜひ多数決にしましょう?挙手にします?投票にしますか?」
笑顔で言ったものの思ったより近かったのか微妙な間合いを取りながら
「投票は?誰がどっちに入れたか分からないから皆つられることもないし・・・・・・」
「そうですね、では投票にしましょう」
誰がどっちに入れたなんて俺には知ったことではないんだが、舞さんはちゃんと人のことを考えている。
優しいすばらしい女性だなぁ。
改めて惚れ直し(何回目だっけ?何十回?何万回?・・・・・まぁいっか)すぐに投票権を作り皆に配った。
皆がいろいろ雑談をしながら投票用紙に書いているとき隣に居る舞さんに
「舞さん、舞さんはどっちがいいと思いますか?」
「誠也君は?私は・・・・・・」
そう言った後少し小声になって
「お化けが怖いの。今だに遊園地とかのお化け屋敷も入れなくって・・・・・・だから喫茶店かな?高校生にもなって情けないよね」
肩をすぼめながら困り顔で言っていたが、
情けなくない!!断じて情けなくない!!!舞さんを驚かすお化け役が悪い!
大声で言ってしまいたかったが、寸前で止め
「いいえ、可愛らしいじゃないですか。それに俺も喫茶店が良かったので、気が合いますね」
全くどっちでも良かったのだが、舞さんが喫茶店がいいと言った時点で俺の中からお化け屋敷が消え去った。
「ね~誠也君。喫茶店だったら衣装とか楽しいのにしたいね」
にっこり笑って言った時点で投票がどうであろうと何が何でも喫茶店だなと決めてしまった。
まぁ、実際見事に投票は半々に分かれたが、喫茶店に持っていった。
当然だ!!
さぁ、喫茶店の準備の始まりだ!