一途過ぎたら大変!?
喫茶店と言うことに決定はしたが、
役員会で衣装関係のことは何も聞いていなかった為
帰りのHRが終わった後、先生に聞こうと言う事になっていた。
舞さんは「皆に意見聞いてくれたのは誠也くんだから私も役に立ちたいし、先生に聞いてくるのは私言ってくるね?」
といじらしいことを言っていたのだが、
彼女のために動くことは全く持って嫌ではない、むしろもっと何かしてあげたいと思う俺は聞いてくる役を買って出た。
「舞さん、俺が聞いてきますよ。俺のほうが押しが強い気がするし、そんなことより(?)もし良かったら一緒に帰りませんか?これからの事も話し合いたいですし」
と口実をつけ一緒にいる時間を少しでも長くしようと笑いかけると
「じゃぁ、一緒に先生に聞きにいく?誠也君ばっかり動いてもらって悪いし・・・・・・」
とんでもない!どんどん俺に頼って!!
いや?これでもっと一緒に居れる・・・・・・のか?
「俺が動くことは何の支障も無いんですけど・・・・・・では一緒に行きましょうか」
浮かれる心を悟られないよう冷静を装って並んで職員室に向かった。
結局先生は
「年に一度だけだし、あまり破目を外さないならいいんじゃないか?」
との事だった。
以外にすんなりOKが出たので拍子抜けしたもののこれで準備にかかれそうだ。
そう思い職員室を出たところで舞さんが立ち止まった。
「あ・・・・・・尚人君?」
「おぉ、舞ちゃん。文化祭役員になったんだって?大丈夫?」
「私のことより尚人君こそ大丈夫?風邪もういいの?」
「おぅ、サンキュ」
おいおい、ちょ~っと待て!!
尚人君だって!?なんで名前で呼んでいるんだ?
舞さんが男子を名前で呼ぶことなんて俺以外で見たことも聞いたことも無いぞ!!
俺の横では二人で仲良さげに会話が進んでいる。
かなり動揺しながらも取り乱さないよう気をつけながら
「あ、あの、舞さん?この人は・・・・・・」
本当はこの野郎と言いたいんだが、舞さんの前では言えない・・・・・・
「あぁ、誠也君はまだ顔合わせたことなかたっけ?
お隣のクラスの園田尚人君だよ。そして、玲奈ちゃんの彼氏さんでもあるんだよ。
玲奈ちゃんと頼りない私をいつも私を気にしてくれるんだぁ~♪
玲奈ちゃんは美人だし、尚人君はイケメン君だから二人とも私の自慢のお友達なの♪」
すっごく嬉しそうに満面の笑顔でしかも若干自慢げに答えてる・・・・・・。
まぁ、親友だし百歩譲って(?)沢口さんは良しとしよう。
だが・・・・・・この尚人とやらは許せん!
舞さんから褒められるなど!俺はまだ褒められたことなんて数回しかないんだぞ!
しかも「自慢の」なんて言って貰った事が無い!!
突然の出来事に何も言えないでいると
「あの?誠也君?どうかしたの?」
い・・・・・・いかん!舞さんに悟られるのは駄目だ!
「いや?そんな自慢の出来るお友達が居るなんていいですね」
引きつった笑顔を見せて居ると
「ふ~ん・・・・・・君が話題の『みんなの王子様』かぁ~。確かにイケメンだわ」
突如俺と舞さんの会話に入ってきた尚人とやらは俺に握手を求めてきた。
「よろしく、イケメン君。俺のことは尚人って呼んでくれ」
親しみやすそうな笑顔を向け手を差し出されたので、一応握手をしたが
「俺は誠也だ。それよりお前聞いていなかったのか?舞さんはお前が『イケメン』って言ったんだぞ?俺のことじゃねーよ」
無表情で答えた。
始めポカンと口を開け固まっていたが急に笑い出し
「おっまえ・・・・・・えっと誠也だっけ?面白いやつだなぁ~自分で自覚が無いのか気がつかないのか・・・・・・どっちにしても面白い!気に入ったぞ!仲良くしよ~ぜ」
「俺は仲良くする気はさらさらねーよ」
「ま~ま~♪とにかくヨロシクな♪」
そう言いながら肩を組んで笑っている。
んにゃろ・・・・・・。
その横では舞さんが
「いいなぁ~男子はすぐ仲良くなれて・・・・・・」
控えめな笑顔でつぶやいていた。
舞さん・・・・・・・全く仲良くなっていません・・・・・・。
役員会で衣装関係のことは何も聞いていなかった為
帰りのHRが終わった後、先生に聞こうと言う事になっていた。
舞さんは「皆に意見聞いてくれたのは誠也くんだから私も役に立ちたいし、先生に聞いてくるのは私言ってくるね?」
といじらしいことを言っていたのだが、
彼女のために動くことは全く持って嫌ではない、むしろもっと何かしてあげたいと思う俺は聞いてくる役を買って出た。
「舞さん、俺が聞いてきますよ。俺のほうが押しが強い気がするし、そんなことより(?)もし良かったら一緒に帰りませんか?これからの事も話し合いたいですし」
と口実をつけ一緒にいる時間を少しでも長くしようと笑いかけると
「じゃぁ、一緒に先生に聞きにいく?誠也君ばっかり動いてもらって悪いし・・・・・・」
とんでもない!どんどん俺に頼って!!
いや?これでもっと一緒に居れる・・・・・・のか?
「俺が動くことは何の支障も無いんですけど・・・・・・では一緒に行きましょうか」
浮かれる心を悟られないよう冷静を装って並んで職員室に向かった。
結局先生は
「年に一度だけだし、あまり破目を外さないならいいんじゃないか?」
との事だった。
以外にすんなりOKが出たので拍子抜けしたもののこれで準備にかかれそうだ。
そう思い職員室を出たところで舞さんが立ち止まった。
「あ・・・・・・尚人君?」
「おぉ、舞ちゃん。文化祭役員になったんだって?大丈夫?」
「私のことより尚人君こそ大丈夫?風邪もういいの?」
「おぅ、サンキュ」
おいおい、ちょ~っと待て!!
尚人君だって!?なんで名前で呼んでいるんだ?
舞さんが男子を名前で呼ぶことなんて俺以外で見たことも聞いたことも無いぞ!!
俺の横では二人で仲良さげに会話が進んでいる。
かなり動揺しながらも取り乱さないよう気をつけながら
「あ、あの、舞さん?この人は・・・・・・」
本当はこの野郎と言いたいんだが、舞さんの前では言えない・・・・・・
「あぁ、誠也君はまだ顔合わせたことなかたっけ?
お隣のクラスの園田尚人君だよ。そして、玲奈ちゃんの彼氏さんでもあるんだよ。
玲奈ちゃんと頼りない私をいつも私を気にしてくれるんだぁ~♪
玲奈ちゃんは美人だし、尚人君はイケメン君だから二人とも私の自慢のお友達なの♪」
すっごく嬉しそうに満面の笑顔でしかも若干自慢げに答えてる・・・・・・。
まぁ、親友だし百歩譲って(?)沢口さんは良しとしよう。
だが・・・・・・この尚人とやらは許せん!
舞さんから褒められるなど!俺はまだ褒められたことなんて数回しかないんだぞ!
しかも「自慢の」なんて言って貰った事が無い!!
突然の出来事に何も言えないでいると
「あの?誠也君?どうかしたの?」
い・・・・・・いかん!舞さんに悟られるのは駄目だ!
「いや?そんな自慢の出来るお友達が居るなんていいですね」
引きつった笑顔を見せて居ると
「ふ~ん・・・・・・君が話題の『みんなの王子様』かぁ~。確かにイケメンだわ」
突如俺と舞さんの会話に入ってきた尚人とやらは俺に握手を求めてきた。
「よろしく、イケメン君。俺のことは尚人って呼んでくれ」
親しみやすそうな笑顔を向け手を差し出されたので、一応握手をしたが
「俺は誠也だ。それよりお前聞いていなかったのか?舞さんはお前が『イケメン』って言ったんだぞ?俺のことじゃねーよ」
無表情で答えた。
始めポカンと口を開け固まっていたが急に笑い出し
「おっまえ・・・・・・えっと誠也だっけ?面白いやつだなぁ~自分で自覚が無いのか気がつかないのか・・・・・・どっちにしても面白い!気に入ったぞ!仲良くしよ~ぜ」
「俺は仲良くする気はさらさらねーよ」
「ま~ま~♪とにかくヨロシクな♪」
そう言いながら肩を組んで笑っている。
んにゃろ・・・・・・。
その横では舞さんが
「いいなぁ~男子はすぐ仲良くなれて・・・・・・」
控えめな笑顔でつぶやいていた。
舞さん・・・・・・・全く仲良くなっていません・・・・・・。