一途過ぎたら大変!?
思い出せば、何かヒントが分かるかと考え込んでいると
「お~い、橋野ぉ~聞いてるかぁ~?」
先生のその声で我に返った。
しまった!!今HRだった!!
「あ・・・・・・すみません、聞いていませんでした・・・・・・」
小さく答えた私に何人かクスクスとクラスメイトの笑う声。
思わずシュンとした私に
「お~い、皆もちゃんと聞いとけよ~。
文化祭の話だから、お前らのことだぞ?」
と先生は皆を見回した後
「さて、じゃぁ、文化祭の役員男女一名づつ決めようと思うんだが・・・・・・」
「はーい、橋野さんが良いと思いま~す。
もっと文化祭真剣に取り組むかもしれないしぃ~」
どこかいたずらっぽい笑顔ですかさず手を上げて沢井さんが発言した。
沢井さんはクラスでも目立つ綺麗な子で(玲奈ちゃんには負けるけど)いつも皆を仕切っているような子で、沢井さんがそう言った後、他の女子達が
「それいい~先生ぇ~。橋野さんに決まりね~」
「決まり決まり~、早く男子決めちゃって、ほらほら」
なぜか一団となって私を推薦し始めた
「ちょっと!!なんで皆して舞に役員押し付けようとするの!!」
自分のことのように玲奈ちゃんが怒りながら意見する。
ー玲奈ちゃんー
頼もしい親友に感謝の視線を向けたとき
「おいおい、お前らちょっと落ち着け。
本人の意見も聞かず勝手に決めるな。
橋野。どうする?やれるか?」
ざわついた教室をたしなめつつ先生が聞いてきた。
まだ、少しざわついていたがみんなの視線を一斉に受けどうして良いか分からなくなった頭でうつむきながら
「・・・・・・はい・・・・・・」
それを言うのがやっとだった。
私が答えて一拍置くか置かないかの間に
「じゃぁ、俺が舞さんと役員やります」
笑顔で誠也君が手を上げていた。
「な、なんで?誠也君が手を上げちゃうの?
誠也君がやるなら私も役員やりたぁ~い
ね~私と役員しようかぁ~♪」
沢井さんが、甘えるように誠也君を見ていた。
そんな沢井さんに誠也君は
「おまえに誠也君と呼んでほしくね~よ」
一瞬ものすごく鋭い目をしてつぶやいていたが
すぐにいつもの綺麗な笑顔に戻って
「ほら、言ってたじゃないですか文化祭真剣に取り組むかもって。
俺は適当にするつもりでしたので、反省して役員やろうかと・・・・・・
まさか沢井さんは自分で真剣に取り組もうとしていなくて人に言ったわけではないでしょ?ね?なので、俺は舞さんと役員をやります」
笑顔なんだけど、妙に有無を言わさない笑顔で答えていた。
それには沢井さんも自分で言い出したことだし、何も言えず、結局文化祭の役員は私と誠也君に決まった。
・・・・・・それにしても、さっきすっごく誠也君怖かった気がしたんだけど、一瞬だったし・・・・・・
気のせい・・・・・・かな?
そんなことを考えていた私に
「舞さん、一緒に役員やりましょうね。お願いします」
と、隣の席からさっきの怖さが吹っ飛ぶ爽やかスマイルが向けられた。
・・・・・・やっぱ、気のせいだな。
そう思いながら、またもや気の抜けた声で
「はぁ、こちらこそよろしくお願いしま・・・す?」
と見上げて首をかしげた。
「お~い、橋野ぉ~聞いてるかぁ~?」
先生のその声で我に返った。
しまった!!今HRだった!!
「あ・・・・・・すみません、聞いていませんでした・・・・・・」
小さく答えた私に何人かクスクスとクラスメイトの笑う声。
思わずシュンとした私に
「お~い、皆もちゃんと聞いとけよ~。
文化祭の話だから、お前らのことだぞ?」
と先生は皆を見回した後
「さて、じゃぁ、文化祭の役員男女一名づつ決めようと思うんだが・・・・・・」
「はーい、橋野さんが良いと思いま~す。
もっと文化祭真剣に取り組むかもしれないしぃ~」
どこかいたずらっぽい笑顔ですかさず手を上げて沢井さんが発言した。
沢井さんはクラスでも目立つ綺麗な子で(玲奈ちゃんには負けるけど)いつも皆を仕切っているような子で、沢井さんがそう言った後、他の女子達が
「それいい~先生ぇ~。橋野さんに決まりね~」
「決まり決まり~、早く男子決めちゃって、ほらほら」
なぜか一団となって私を推薦し始めた
「ちょっと!!なんで皆して舞に役員押し付けようとするの!!」
自分のことのように玲奈ちゃんが怒りながら意見する。
ー玲奈ちゃんー
頼もしい親友に感謝の視線を向けたとき
「おいおい、お前らちょっと落ち着け。
本人の意見も聞かず勝手に決めるな。
橋野。どうする?やれるか?」
ざわついた教室をたしなめつつ先生が聞いてきた。
まだ、少しざわついていたがみんなの視線を一斉に受けどうして良いか分からなくなった頭でうつむきながら
「・・・・・・はい・・・・・・」
それを言うのがやっとだった。
私が答えて一拍置くか置かないかの間に
「じゃぁ、俺が舞さんと役員やります」
笑顔で誠也君が手を上げていた。
「な、なんで?誠也君が手を上げちゃうの?
誠也君がやるなら私も役員やりたぁ~い
ね~私と役員しようかぁ~♪」
沢井さんが、甘えるように誠也君を見ていた。
そんな沢井さんに誠也君は
「おまえに誠也君と呼んでほしくね~よ」
一瞬ものすごく鋭い目をしてつぶやいていたが
すぐにいつもの綺麗な笑顔に戻って
「ほら、言ってたじゃないですか文化祭真剣に取り組むかもって。
俺は適当にするつもりでしたので、反省して役員やろうかと・・・・・・
まさか沢井さんは自分で真剣に取り組もうとしていなくて人に言ったわけではないでしょ?ね?なので、俺は舞さんと役員をやります」
笑顔なんだけど、妙に有無を言わさない笑顔で答えていた。
それには沢井さんも自分で言い出したことだし、何も言えず、結局文化祭の役員は私と誠也君に決まった。
・・・・・・それにしても、さっきすっごく誠也君怖かった気がしたんだけど、一瞬だったし・・・・・・
気のせい・・・・・・かな?
そんなことを考えていた私に
「舞さん、一緒に役員やりましょうね。お願いします」
と、隣の席からさっきの怖さが吹っ飛ぶ爽やかスマイルが向けられた。
・・・・・・やっぱ、気のせいだな。
そう思いながら、またもや気の抜けた声で
「はぁ、こちらこそよろしくお願いしま・・・す?」
と見上げて首をかしげた。