先輩と後輩の私。
思わず目をつぶってしまった私は緊張しながらも少し目を明けて目の前の先輩を見てみることにした。

チラ…

「ククククッ」

肩を震わせて笑っていた。

は、なんか、ムカついてきた…。

「クククッ、そんな大声で挨拶しなくても…クククッ」

私は顔を真っ赤にしながら小さく「すいません。」と一応謝った。

すると先輩は笑いながら、

「まぁ、元気でいいじゃん。」と頭をなでてくれた。

頭を撫でられるなんて恥ずかしくて私は俯いた。
私は身長が145㌢しかないチビで、わりと小柄なこの先輩でも見上げなくてはいけないくらいだった。




先輩は「着替えてくる。」と近くの男子の先輩に言って部室に入っていった。



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