魔法がとけるまで
スーパーでいろいろ買い物をして、お昼ご飯にサンドイッチを買ってマンションに向かった。
「荷物、持ちます」
「ありがとう…」
「…オレ、ニッキューの社員なんですかね?」
座間さんが私に視線を送る。私の視線とぶつかる。
「ニッキューの社員ならば…ニッキューに連絡すれば何かわかるかもしれないし…」
「3日前の話では、ニッキューを辞めたから、ヒモにしてほしい…との話でした…よ?」
ニッキューに連絡したら帰ってしまう。そばにいてほしくて、また嘘をついた。
「仕事を辞めてヒモになり、ヒモを辞めてまた働く…それを繰り返しているとか…」
「………。オレって、最低ですね。記憶が戻ったら、真面目に働きます」
「………」
ごめんなさい。
座間さん、今日だけでもいいから…私の『ヒモ』でいて下さい…。
「荷物、持ちます」
「ありがとう…」
「…オレ、ニッキューの社員なんですかね?」
座間さんが私に視線を送る。私の視線とぶつかる。
「ニッキューの社員ならば…ニッキューに連絡すれば何かわかるかもしれないし…」
「3日前の話では、ニッキューを辞めたから、ヒモにしてほしい…との話でした…よ?」
ニッキューに連絡したら帰ってしまう。そばにいてほしくて、また嘘をついた。
「仕事を辞めてヒモになり、ヒモを辞めてまた働く…それを繰り返しているとか…」
「………。オレって、最低ですね。記憶が戻ったら、真面目に働きます」
「………」
ごめんなさい。
座間さん、今日だけでもいいから…私の『ヒモ』でいて下さい…。