魔法がとけるまで
『金曜日、20時にバレンシアオレンジに集合』
金曜日のお昼休み、綾瀬さんからメールが入っていた。バレンシアオレンジは職場近くにあり、美味しいイタリアンが楽しめるお店。
私は、仕事を終えると、20時より少し前に到着した。
「いらっしゃいませ」
「あの…あとで連れがくるんですけれど…」
「どうぞこちらへ…」
店員さんは、何を思ったのか、私をカウンターに案内した。
カウンターと言っても横に長い席ではない。この店のカウンターは、2人しか座れない『カップルシート』だ。
金曜日の20時。カウンターに座っている大半がカップル。
今日、何人来るんやろうか?店員さんにちゃんと伝えなかった私が悪いんやけれど…とりあえず、誰かが来るまではここで待つしかないかな…。
金曜日のお昼休み、綾瀬さんからメールが入っていた。バレンシアオレンジは職場近くにあり、美味しいイタリアンが楽しめるお店。
私は、仕事を終えると、20時より少し前に到着した。
「いらっしゃいませ」
「あの…あとで連れがくるんですけれど…」
「どうぞこちらへ…」
店員さんは、何を思ったのか、私をカウンターに案内した。
カウンターと言っても横に長い席ではない。この店のカウンターは、2人しか座れない『カップルシート』だ。
金曜日の20時。カウンターに座っている大半がカップル。
今日、何人来るんやろうか?店員さんにちゃんと伝えなかった私が悪いんやけれど…とりあえず、誰かが来るまではここで待つしかないかな…。