魔法がとけるまで
運ばれてきた水を飲むわけでもなく、手に持って揺らした。中の氷がコップに当たってカランコロンと音を立てた。



今夜、ひとりぼっちやったら、寂しくて泣いていたかもしれない。



座間さんと2人っきりで過ごしたのは、たったの1日。それやのに、いなくなってしまうと、寂しくてたまらなくなった。


それは座間さんに触れたことで…単なる憧れのイケメンでは済まされなくなってしまった…から?


実際にどんな人なのかわからん。競馬で借金があるかもしれんし、女たらしかもしれん。本当にヒモかもしれんし、DVかもしれん。



それやのに…。



「お待たせ!」


< 39 / 80 >

この作品をシェア

pagetop