ツンデレくんを呼んでみた。
「いや、だって、あたし達ってほんと必要以上に出かけないじゃん。あたしは、数えきれないほど外に繰り出してるカップルの話をしてんの。ぶっちゃけさ、そういうカップルって長続きすんの? 長続きしてる夫婦とかが出かけてるならわかるけど。外に出かけてると、深い話とかできなくない?」
「例えば?」
「えー、例えば? あ、あれだ。夜とか性とかの話。こういう公衆の面前ではできないような」
あたしが言うと、中出がスマホから顔を上げてあからさまに顔を歪めた。
「お前が一番公衆に出ちゃいけねえよ」
「ひどっ。聞かれたから答えただけなのに!」
「だからって、昼間っからそんな発想になるか? 知っとったけど、ほんと変態やな」
「知ってたって、なんか余計な一言」
「さっさと食べろよ。もう外暗いし帰りたいし」
「はいはい」
今日ここまで来たのは中出の車に乗せてくれたからで、あたしは素直に返事をしてアップルパイを平らげた。
「例えば?」
「えー、例えば? あ、あれだ。夜とか性とかの話。こういう公衆の面前ではできないような」
あたしが言うと、中出がスマホから顔を上げてあからさまに顔を歪めた。
「お前が一番公衆に出ちゃいけねえよ」
「ひどっ。聞かれたから答えただけなのに!」
「だからって、昼間っからそんな発想になるか? 知っとったけど、ほんと変態やな」
「知ってたって、なんか余計な一言」
「さっさと食べろよ。もう外暗いし帰りたいし」
「はいはい」
今日ここまで来たのは中出の車に乗せてくれたからで、あたしは素直に返事をしてアップルパイを平らげた。