ツンデレくんを呼んでみた。
肩の上で切り揃えられた暗い茶髪の髪は、当然だけどすぐに乾かし終える。
あたしはそのわずかな間、中出の首元に釘付けになった。
「何見てるん」
ドライヤーのスイッチを切った中出が怪訝そうにこちらを見た。たぶんあたしが10秒見ていた時から気づいていたはずだ。
「喉」
「は?」
あたしは中出の眼鏡を外して、唇を重ねた。
「……なあ、喉って何」
唇を離すと中出が呟いた。
「なんでもない」
「てか、眼鏡今当たったんやけど」
「中出の眼鏡外したら、あたしの外す余裕ないし」
「知らんわ」
あたしは中出の眼鏡を返した。
中出の喉仏が好きだと素直に言っても変態だと罵られるだけだ。
男の体の中でどこに一番男らしさを感じるかと聞かれたら、あたしは即喉仏と答える。
正面からはあまり見えない、ある角度からじゃないとはっきり姿を見せないその部位に、たまらなく男らしさを感じるのだ。
男の喉仏にはいろいろな大きさや形があるけど、中出の喉仏はあまり主張していないものの隠しているわけでもない絶妙な大きさで、あたしは中出らしいと思った。そして、そんな中出をもっと好きになった。
喉仏の話だとわからなかったら、昼間に話すことではないかもしれない。
あたしはそのわずかな間、中出の首元に釘付けになった。
「何見てるん」
ドライヤーのスイッチを切った中出が怪訝そうにこちらを見た。たぶんあたしが10秒見ていた時から気づいていたはずだ。
「喉」
「は?」
あたしは中出の眼鏡を外して、唇を重ねた。
「……なあ、喉って何」
唇を離すと中出が呟いた。
「なんでもない」
「てか、眼鏡今当たったんやけど」
「中出の眼鏡外したら、あたしの外す余裕ないし」
「知らんわ」
あたしは中出の眼鏡を返した。
中出の喉仏が好きだと素直に言っても変態だと罵られるだけだ。
男の体の中でどこに一番男らしさを感じるかと聞かれたら、あたしは即喉仏と答える。
正面からはあまり見えない、ある角度からじゃないとはっきり姿を見せないその部位に、たまらなく男らしさを感じるのだ。
男の喉仏にはいろいろな大きさや形があるけど、中出の喉仏はあまり主張していないものの隠しているわけでもない絶妙な大きさで、あたしは中出らしいと思った。そして、そんな中出をもっと好きになった。
喉仏の話だとわからなかったら、昼間に話すことではないかもしれない。