ツンデレくんを呼んでみた。
「あたし最近さ、学部の後輩に口説かれてて」
これ以上中出の喉仏のことを考えたらいつのまにか押し倒してしまいそうで、別の話題を振ることにした。
「ふうん」
だから? と言いたそうな顔だった。
「……ずいぶん反応が薄いこと」
「物好きな奴もいるんやなとは思った」
「それをあんたが言うか」
あんたもその物好きな奴の一人だと言いたい。
「中出に言うかどうか迷ったけど、先延ばしにしたらもっと言いづらくなるかなって思ったから」
「別に言わなくてもいいけど」
「授業で一緒になって仲良くなって、会えば話す程度だったんだけど、先月あたりにLINEのID聞かれて。それから家に行きたいってすごい言ってきて」
「家に行きたいって」
中出がふはっと吹き出した。
「あからさまな口説き文句やな。逆に新しい」
「なんであんたが笑うのよ。笑い事じゃないよ」
「いや、そこまではっきり言う奴も珍しいって思って」
口元を手で押さえてくつくつと笑う中出の腕をぺしんと叩いた。
これ以上中出の喉仏のことを考えたらいつのまにか押し倒してしまいそうで、別の話題を振ることにした。
「ふうん」
だから? と言いたそうな顔だった。
「……ずいぶん反応が薄いこと」
「物好きな奴もいるんやなとは思った」
「それをあんたが言うか」
あんたもその物好きな奴の一人だと言いたい。
「中出に言うかどうか迷ったけど、先延ばしにしたらもっと言いづらくなるかなって思ったから」
「別に言わなくてもいいけど」
「授業で一緒になって仲良くなって、会えば話す程度だったんだけど、先月あたりにLINEのID聞かれて。それから家に行きたいってすごい言ってきて」
「家に行きたいって」
中出がふはっと吹き出した。
「あからさまな口説き文句やな。逆に新しい」
「なんであんたが笑うのよ。笑い事じゃないよ」
「いや、そこまではっきり言う奴も珍しいって思って」
口元を手で押さえてくつくつと笑う中出の腕をぺしんと叩いた。