ツンデレくんを呼んでみた。
「奈子さん、まだ処女ってことは、彼氏ともこういうことしてないってことですよね? すげえ優越感」
散々胸を舐められて弄られて、あたしは息を荒げて山崎のベッドに身を預けていた。
山崎はそんなあたしを見下ろして笑いながら舌なめずりをしていた。
あたしが処女なんて、いつ言ったんだっけ。言った覚えがない。
でも、これからはそんなレッテルも剥がれるのだろうか。
体も頭も怠くて、どこか諦めにも似た感情を抱えていた。
不意に服越しに下半身に山崎の手が伸びて、あたしははっとした。
「嫌!」
一番触れさせてはならない箇所に触れられる危機を感じて怠さなど軽く吹っ飛んだ。
その手を掴んで、あたしは山崎を押しのけて起き上がった。
傍に投げ捨ててあった鞄とコートとマフラーを引っ掴んで玄関まで走った。
「ちょ、奈子さん!」
短めのブーツに足を引っ掛けていたら、奥から山崎の声がしてぞっとした。
「来ないで!!」
幸いにも鍵が開いていたドアを開けて、そのまま家を飛び出した。
散々胸を舐められて弄られて、あたしは息を荒げて山崎のベッドに身を預けていた。
山崎はそんなあたしを見下ろして笑いながら舌なめずりをしていた。
あたしが処女なんて、いつ言ったんだっけ。言った覚えがない。
でも、これからはそんなレッテルも剥がれるのだろうか。
体も頭も怠くて、どこか諦めにも似た感情を抱えていた。
不意に服越しに下半身に山崎の手が伸びて、あたしははっとした。
「嫌!」
一番触れさせてはならない箇所に触れられる危機を感じて怠さなど軽く吹っ飛んだ。
その手を掴んで、あたしは山崎を押しのけて起き上がった。
傍に投げ捨ててあった鞄とコートとマフラーを引っ掴んで玄関まで走った。
「ちょ、奈子さん!」
短めのブーツに足を引っ掛けていたら、奥から山崎の声がしてぞっとした。
「来ないで!!」
幸いにも鍵が開いていたドアを開けて、そのまま家を飛び出した。