ツンデレくんを呼んでみた。
「……やめろ、変態」
少しして中出の声がして、あたしは中出から離れた。
「俺を殺す気か」
「まっさかー。変態なのは認めるけど、あたしは喉を噛みちぎるほどヤンデレではないよー」
「今すっげえ命の危機を感じたわ」
「えっ、噛まれて感じたの? 中出って実はM?」
「都合いいように解釈すんな」
暗くてよく見えないけど、この時中出はにこりとも笑っていなかった。真顔のままだった。
あたしは中出に背を向けて、布団を被って壁と向かい合って目を閉じた。
やっぱり話さなければよかったと思った。
夢のことを話したからといって中出にそれをしてほしいわけではないし、しないだろうとも思っている。
夢はあたしが見たただの夢で、現実はあたしや中出が存在するまぎれもない現実だ。
中出が寝たくないなら寝なければいいだろう。あたしは眠い。
目をつぶってしばらくしたけど、なぜか寝付けなかった。眠いはずなのに、意識が覚醒している。
少しだけ目を開けてみたけど、何も変わらない。
あたしはやはり愚かだと思った。
少しして中出の声がして、あたしは中出から離れた。
「俺を殺す気か」
「まっさかー。変態なのは認めるけど、あたしは喉を噛みちぎるほどヤンデレではないよー」
「今すっげえ命の危機を感じたわ」
「えっ、噛まれて感じたの? 中出って実はM?」
「都合いいように解釈すんな」
暗くてよく見えないけど、この時中出はにこりとも笑っていなかった。真顔のままだった。
あたしは中出に背を向けて、布団を被って壁と向かい合って目を閉じた。
やっぱり話さなければよかったと思った。
夢のことを話したからといって中出にそれをしてほしいわけではないし、しないだろうとも思っている。
夢はあたしが見たただの夢で、現実はあたしや中出が存在するまぎれもない現実だ。
中出が寝たくないなら寝なければいいだろう。あたしは眠い。
目をつぶってしばらくしたけど、なぜか寝付けなかった。眠いはずなのに、意識が覚醒している。
少しだけ目を開けてみたけど、何も変わらない。
あたしはやはり愚かだと思った。