ツンデレくんを呼んでみた。
意地悪
次の日の朝、起きるなりあたしは覚悟を決めた。
時刻は朝の7時前。動くにはまだ少し早いけど、めんどくさいことはさっさと終わらせた方がいい。
ベッドの上に座り込んでLINEのアプリを開く。未読メッセージは76になっていて、正直この数字を見るだけでぞっとする。
それでも一ヶ月近く放置していたこれを早く処理しなければ。
個人LINEの画面をタップする。
『会えますか?』
『会いたいです』
『奈子さん、大丈夫ですか?』
『返事ください』
『好きです』
『会って話がしたいです。連絡待ってます』
そこには山崎からの送信メッセージがずらりと並んでいた。軽く目眩すらしてくる。
相手に既読を知られるのはこちらが個人LINEの画面を開いてからだ。あたしは送られて来る度に通知が来てあらかたどんな内容かは把握していたけど、やっぱりと言うべきか、内容がストレート過ぎる。
あの夜のことを、山崎はどう解釈したのだろう。
あたしが照れたと思った? 途中までは受け入れたから、完全に拒否られたとは思っていない?
もしそう思っていたとしたら、相当ポジティブな思考の持ち主である。
時刻は朝の7時前。動くにはまだ少し早いけど、めんどくさいことはさっさと終わらせた方がいい。
ベッドの上に座り込んでLINEのアプリを開く。未読メッセージは76になっていて、正直この数字を見るだけでぞっとする。
それでも一ヶ月近く放置していたこれを早く処理しなければ。
個人LINEの画面をタップする。
『会えますか?』
『会いたいです』
『奈子さん、大丈夫ですか?』
『返事ください』
『好きです』
『会って話がしたいです。連絡待ってます』
そこには山崎からの送信メッセージがずらりと並んでいた。軽く目眩すらしてくる。
相手に既読を知られるのはこちらが個人LINEの画面を開いてからだ。あたしは送られて来る度に通知が来てあらかたどんな内容かは把握していたけど、やっぱりと言うべきか、内容がストレート過ぎる。
あの夜のことを、山崎はどう解釈したのだろう。
あたしが照れたと思った? 途中までは受け入れたから、完全に拒否られたとは思っていない?
もしそう思っていたとしたら、相当ポジティブな思考の持ち主である。