ツンデレくんを呼んでみた。
その夜、風呂上がりに冷蔵庫からついさっき買ってきたチューハイの缶を取り出した。
少しずつ飲もうと思って、グラスを持ってきてチューハイをそれに注いだ。
グレープフルーツの酸味と苦み、それとアルコール特有の味。それらが一緒になって喉を通る。
「……うーん」
グレープフルーツは好きだけど、なんだかあまりおいしいとは感じなかった。
一人で飲んでるからかな。
友達と一緒に飲むとアルコールの回りが速くなるけど、それはお酒がおいしいと思えるからだ。
一人晩酌って、どこがいいんだろう。
大人の楽しみが、あたしはいまだに理解できない。21歳になったけど。
今日はコップに入ってる分だけ飲んで、残りは明日にしよう。
そう思い立って、グラスの中の酒をちびちびと時間をかけて飲み干してから、中身が残り3分の2になった缶を持って立ち上がった。
あたしはお酒を飲むのが遅い。
冷蔵庫を開けたとき、家のチャイムが鳴った。
時刻は夜の11時前。こんな時間に容赦なく人の家のチャイムを鳴らす輩は一人しかいない。
少しずつ飲もうと思って、グラスを持ってきてチューハイをそれに注いだ。
グレープフルーツの酸味と苦み、それとアルコール特有の味。それらが一緒になって喉を通る。
「……うーん」
グレープフルーツは好きだけど、なんだかあまりおいしいとは感じなかった。
一人で飲んでるからかな。
友達と一緒に飲むとアルコールの回りが速くなるけど、それはお酒がおいしいと思えるからだ。
一人晩酌って、どこがいいんだろう。
大人の楽しみが、あたしはいまだに理解できない。21歳になったけど。
今日はコップに入ってる分だけ飲んで、残りは明日にしよう。
そう思い立って、グラスの中の酒をちびちびと時間をかけて飲み干してから、中身が残り3分の2になった缶を持って立ち上がった。
あたしはお酒を飲むのが遅い。
冷蔵庫を開けたとき、家のチャイムが鳴った。
時刻は夜の11時前。こんな時間に容赦なく人の家のチャイムを鳴らす輩は一人しかいない。