大好きなキミ。
1章

いつもの朝。



「おはよ」

キミは眠そうな顔で言った。
彼の名前は、佐加野 翔(サガノショウ)。


「おはよう」

私は隣に住む幼なじみの翔に言った。
私の名前は、新井 奈留(アライナル)。

「今日も眠そうだね笑」
「あ?まぁーな。」
こんな感じで毎朝いっしょに行っている。幼稚園からずっと。
今日から私たちは高校生になる。
私は私よりはるかに頭のいい翔と同じ学校に行くために勉強を頑張った。
翔にも手伝ってもらったけどね。笑


「今日から高校生か!実感わかないなぁ。」
「俺はバカなお前とまさか同じ学校に行くとは思わなかった。」
「なんだと!?超頑張ってたの知ってるでしょ?」
「はいはい。」
「流すなー!!!」

いつも私は翔にバカにされる。

翔はどちらかというと人気者タイプ。
気付いたら周りに友達がいる。
私は翔と比べると人気者じゃないけど、ある程度友達もいるし、楽しい中学生活を送れていた。
翔は人気者だし、みためはクールっぽいけど意外に優しいし、明るい人。


私はそんな彼が好きなんだ。



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