大好きなキミ。


「翔ちゃん、おやつ食べてく?」

「はい!もちろん!」

翔は家に来たら絶対におやつとカフェラテを飲んでいく。
私はココアだ。

「じゃあ、持っていくから奈留の部屋に行ってて~!奈留も行っておいで~♪」

「はぁーい」

私は自分の部屋に向かった。
あ。私の部屋って…掃除してたっけ!?
昨日、お菓子食べたまんま寝たし、小説とか雑誌散らかってるかも!?
やばい!翔にみられる!

翔は…

もう私の部屋のドアのドアノブに手をかけていた!!!

「翔!まだ開けちゃダメ!!!!」

私は走って翔に突撃した。

「いってぇなぁ。お前、力加減ちゃんとしろよな。」

「10分、いや、5分待って!」

「汚ねぇことくらい承知の上だよ。」

「絶対にダメ!待っててよ!?」

私は急いで片付け始めた。

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