大好きなキミ。


「奈留ー!」
振り返ると………

「愛(アイ)ちゃーん!」
親友の愛ちゃんがいた。
小学校からいっしょで翔とも友達だ。
高橋 愛(タカハシアイ)。
だから愛ちゃん。すっごく大人っぽくてお姉ちゃんみたいな人だ。

「おはよう、奈留。翔さんもいたんだ。笑」
愛ちゃんはなぜか翔のことを翔さんと呼ぶ。
愛ちゃんに聞いたら、なぜかさん付けしないといけない気がするらしい。

「はよ。」
「翔さんテンション低いっすねー。笑」
「朝だからな。」
「あ、奈留と翔さん大丈夫?」
「「なにが?」」
そう言えば愛ちゃんはや歩きしてるなぁ…
「じ・か・ん!」

時計みたら…
入学式の10分前だ
「やばいじゃん!どうしよ?翔走ろ!」
「どうにかなるだろ。笑」
はい?なんとおっしゃいました?
学校まで結構かかるんですけどー。
今この場所からなら20分かかる距離ですよ?
「それもそーか!笑」
愛ちゃんまで!?
走らなきゃじゃないの?
「走ろ!」
「「やだ。」」
ワガママすぎますよ。
ほんとやばいじゃん!


そのとき………
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