KEEPER
数分足ったであろうか。
こうしていても仕方ない。。。。
状況を確かめてみよう。
小刻みにふるえる身体を自分でなんとかセーブして、
ガチャッ!!
勢いよくドアをあけ、両足を地面におろすと、
ジュクッとしたシャーベット状の雪に足をもっていかれた。
こおりのように冷たい水が、
一気にスニーカーの中に流れこんでくる……
ふんだり蹴ったり。サイアク……
その冷たさは心にまで染みてきて、
泣きそうになった。
そのとき!!!!