私が恋したのは女の子でした。
「朱莉ー。最近、なんかイケメンと良い感じじゃない?」
「えー、何、何それ? どこの男なの?」
「なんかねー、草食系くさい感じのイケメンとこの子よく一緒にいるの」
「そ、草食系かどうかはわかんないってば!」
遠野(とおの)麻里子(まりこ)と新谷(しんたに)唯(ゆい)。
二人は私が大学に入って割とすぐにできた同じ学部の友達だった。
油断してたけど、麻里子は私が最近かえでくんと一緒にいるところを目撃していたみたい。
フェミニンな大人の女性の雰囲気の麻里子には、二つ年上の彼氏がいる。
だけど、ショートカットでスポーツ系な唯には、彼氏がいない。
私だって、彼氏はいないけど……。
「イケメンと知り合ってるなんて、ずるいー。どこで知り合ったの?」
唯が恨めしげに訊く。
あれから、かえでくんはちょくちょく私に構うようになった。
講義を一緒に受けたり、ランチを一緒に食べたり……。
うん。傍から見たら、羨ましがられるような状況かも。
「えー、何、何それ? どこの男なの?」
「なんかねー、草食系くさい感じのイケメンとこの子よく一緒にいるの」
「そ、草食系かどうかはわかんないってば!」
遠野(とおの)麻里子(まりこ)と新谷(しんたに)唯(ゆい)。
二人は私が大学に入って割とすぐにできた同じ学部の友達だった。
油断してたけど、麻里子は私が最近かえでくんと一緒にいるところを目撃していたみたい。
フェミニンな大人の女性の雰囲気の麻里子には、二つ年上の彼氏がいる。
だけど、ショートカットでスポーツ系な唯には、彼氏がいない。
私だって、彼氏はいないけど……。
「イケメンと知り合ってるなんて、ずるいー。どこで知り合ったの?」
唯が恨めしげに訊く。
あれから、かえでくんはちょくちょく私に構うようになった。
講義を一緒に受けたり、ランチを一緒に食べたり……。
うん。傍から見たら、羨ましがられるような状況かも。