私が恋したのは女の子でした。
彼の告白は衝撃でした。
「うわぁぁぁん!! もう、もう恋なんてしないんだから!!」
麻里子の部屋で、麻里子と唯の前で大泣きする私。
とてもじゃないけど、学食とか、人目のあるところではこんなことできない。
人前では我慢してた感情が一気にあふれ出す。
二人に経緯を説明したことで、失恋を実感したせいもあるのだけど。
「そんなに好きだったの? その彼のこと」
「何がそんなに良かったの?」
立て続けに訊かれたって、答えようがない。
自分でもびっくりしてる。
こんなに泣くほど、かえでくんのことが好きだったなんて。
どこが良いのかなんてわからないけど、彼の存在は私の中でかなりの位置を占めていた。
「ぐすん……。もう立ち直れないよ……テスト前なのに」
私が漏らすと、二人は口々に文句を言った。
「本当にねー。私たちも迷惑なのよ。勉強したいのに」
「なんでテスト前にそういう告白なんてしちゃうかなー。もうちょっと待っておけば夏休みなのに」
グサグサ突き刺さる正論。
そうだよ、悪いのは私だよ。
テスト前に浮かれて告白なんかしちゃう私だよ。
麻里子の部屋で、麻里子と唯の前で大泣きする私。
とてもじゃないけど、学食とか、人目のあるところではこんなことできない。
人前では我慢してた感情が一気にあふれ出す。
二人に経緯を説明したことで、失恋を実感したせいもあるのだけど。
「そんなに好きだったの? その彼のこと」
「何がそんなに良かったの?」
立て続けに訊かれたって、答えようがない。
自分でもびっくりしてる。
こんなに泣くほど、かえでくんのことが好きだったなんて。
どこが良いのかなんてわからないけど、彼の存在は私の中でかなりの位置を占めていた。
「ぐすん……。もう立ち直れないよ……テスト前なのに」
私が漏らすと、二人は口々に文句を言った。
「本当にねー。私たちも迷惑なのよ。勉強したいのに」
「なんでテスト前にそういう告白なんてしちゃうかなー。もうちょっと待っておけば夏休みなのに」
グサグサ突き刺さる正論。
そうだよ、悪いのは私だよ。
テスト前に浮かれて告白なんかしちゃう私だよ。