私が恋したのは女の子でした。
「えっ……。言ったよね? 理解したよね? 僕のこと」
「うん。聞いた。理解した。でも、それでもかえでくんが好きなの!」
「ほ、本気なの……?」
薄暗い中でもわかった。かえでくんは顔を真っ赤にしている。
そして、躊躇いがちに私に近寄ってくる。
「本気だよ。好きだよ、かえでくん」
かえでくんの瞳をしっかり見つめて伝える。
そこで気付いた。
かえでくんの向こうに、無造作に捨てられるように放置されたスーパーの袋が見えた。
もしかして、スーパーからついてきてくれてた……?
「うん。聞いた。理解した。でも、それでもかえでくんが好きなの!」
「ほ、本気なの……?」
薄暗い中でもわかった。かえでくんは顔を真っ赤にしている。
そして、躊躇いがちに私に近寄ってくる。
「本気だよ。好きだよ、かえでくん」
かえでくんの瞳をしっかり見つめて伝える。
そこで気付いた。
かえでくんの向こうに、無造作に捨てられるように放置されたスーパーの袋が見えた。
もしかして、スーパーからついてきてくれてた……?