私が恋したのは女の子でした。
「件名:Re:明日
 内容:それじゃ、明日の午後ね。
    何時に行けば良いかな?」

 送信して2分で返信がくる。

『件名:Re2:明日
 内容:じゃあ12:30。
    お昼一緒に食べようよ』

 お昼一緒に……。

 今までランチは学食で一緒に食べてたけど、夏休みで学食はやってない。

 どこで食べるんだろう……? 

 食べるようなところ近くにあったかな……? 

 私はそこで思いついてしまう。

 お弁当作っていくのはどうかな……? 

 料理はそんな得意なわけじゃないけど、手料理食べてもらうってなんかわくわくする。

 それに、かえでくんは料理しないんだよね。

 だったら……って考えが頭の中を占領する。

 私はかえでくんのメールに「了解」とだけ書いて返信したのでした。
< 51 / 87 >

この作品をシェア

pagetop