私が恋したのは女の子でした。
それがわかったのは、彼も「小鳥遊」という言葉遊びな苗字だからというのに、私はケイタイの番号とアドレスを彼に教えてしまうまで気付かなかった。
「ん。オッケー。じゃ、暇なときメール送るね」
そう彼が言うまで、私は自分が個人情報を垂れ流したことに不覚にも気付かなかった。
それに気付いたときにはもう遅かった。
彼のケイタイにはしっかり私の情報が登録されてしまっていた。
不用心だ……私。
いくら同じ大学で同じ講義受けてる相手だからって……!
「来週もこの講義受けるよね? それじゃまたね!」
爽やかな笑顔で去っていく彼を、私は茫然と見送るしかなかったのでした。
「ん。オッケー。じゃ、暇なときメール送るね」
そう彼が言うまで、私は自分が個人情報を垂れ流したことに不覚にも気付かなかった。
それに気付いたときにはもう遅かった。
彼のケイタイにはしっかり私の情報が登録されてしまっていた。
不用心だ……私。
いくら同じ大学で同じ講義受けてる相手だからって……!
「来週もこの講義受けるよね? それじゃまたね!」
爽やかな笑顔で去っていく彼を、私は茫然と見送るしかなかったのでした。