私が恋したのは女の子でした。
講義室の椅子から立ち上がって、晴れやかな顔でかえでくんが言った。
その態度の豹変ぶりに面食らってしまう。
「え……?」
「ごめんね。こんな欠陥野郎に好かれたって汚点なだけだろうし」
「そんなことない! そんなことないよ!」
「僕なんかと付き合うのは時間の無駄だよね」
「そんなことないったら!」
かえでくんは私のことなんてなんとも思ってないんだと思ってた。
私ばっかりかえでくんのことが好きで……。
でも、そうじゃないんだってわかった瞬間、
こんな形で別れることになるなんて嫌だ……!!
その態度の豹変ぶりに面食らってしまう。
「え……?」
「ごめんね。こんな欠陥野郎に好かれたって汚点なだけだろうし」
「そんなことない! そんなことないよ!」
「僕なんかと付き合うのは時間の無駄だよね」
「そんなことないったら!」
かえでくんは私のことなんてなんとも思ってないんだと思ってた。
私ばっかりかえでくんのことが好きで……。
でも、そうじゃないんだってわかった瞬間、
こんな形で別れることになるなんて嫌だ……!!