コイスルハナビラ SAKURA

「じゃあ……はい! さくらのユニフォーム」


麻紀ちゃんは、大きな紙袋をあたしに手渡してくれた。


「ありがとう!」


あたしは嬉しくて、その紙袋をギュッと抱きしめる。


「じゃ、着替えてくるねっ!」


あたしはそう言うと、弾むような足取りで更衣室へと向かった。



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