コイスルハナビラ SAKURA
10分後━━━
着替えを済ませたあたしは、麻紀ちゃんと若林さんの前に立っていた。
「あ、さくら似合う~!」
「うん、可愛いね!」
2人とも、口々にあたしを誉めてくれる。
麻紀ちゃんとは、ちょっと違うこのユニフォーム。
上と下が一体化している、とても機動的なデザイン。
白地に黒という、ちょっとシックなツートンカラー。
肌触りは、お日様をいっぱい浴びた毛布みたい。
ふかふかで、思わず夢見心地になる。
そして、極めつけはこれ!
見る人全てを笑顔に出来る!
この愛くるしい、パンダのかぶり物━━━
「━━━って、何でよっ!!」
あたしは、パンダのかぶり物を取りながら麻紀ちゃんに抗議した。
「何で、あたしは着ぐるみなん!?」
「何でって……あんた、そういうキャラじゃん?」
「……意味わかんない」
笑いながら答える麻紀ちゃんに、あたしは『ふうっ』と ため息をつく。
着替えを済ませたあたしは、麻紀ちゃんと若林さんの前に立っていた。
「あ、さくら似合う~!」
「うん、可愛いね!」
2人とも、口々にあたしを誉めてくれる。
麻紀ちゃんとは、ちょっと違うこのユニフォーム。
上と下が一体化している、とても機動的なデザイン。
白地に黒という、ちょっとシックなツートンカラー。
肌触りは、お日様をいっぱい浴びた毛布みたい。
ふかふかで、思わず夢見心地になる。
そして、極めつけはこれ!
見る人全てを笑顔に出来る!
この愛くるしい、パンダのかぶり物━━━
「━━━って、何でよっ!!」
あたしは、パンダのかぶり物を取りながら麻紀ちゃんに抗議した。
「何で、あたしは着ぐるみなん!?」
「何でって……あんた、そういうキャラじゃん?」
「……意味わかんない」
笑いながら答える麻紀ちゃんに、あたしは『ふうっ』と ため息をつく。