期間限定の恋~子猫の君に恋をした!?~
その後もたくさん遊んだ
そして今、みんなでクレープを選んでいる
「私このチョコチョコクレープ!」
「俺はミルクバナナクレープ」
美羽と楓は決まったみたい
「あぁー、『まちゃまちゃクレープ』と『もりもりフルーツ』どっちも食べたいなぁ…」
葵蘭は昔から食い意地がはってるもんね…
「じゃあ、俺が『まちゃまちゃクレープ』頼むから葵蘭は『もりもりフルーツ』を頼みなよ。そしてはんぶんこしようか」
雄俊に満面の笑みを向けてから何度も頷いて、抱きついた
すごい大胆……
私も頑張らなくっちゃ……
…って頑張らなくっちゃって何!?
あんなこと誰かにするなんて無理!!
私が聖夜に抱きついているところを想像して思わず赤面する
「あれ?顔赤いよ?」
レオが私の顔を覗きこんだから、今度は
レオに抱きついているところを想像してしまった。
ボッッと、ただでさえ赤い顔がさらに赤くなった
「ぇ?彩夏熱でもあるの?」
近くにいた菜月がこちらを見た
「い、いや何でもないよ!」
せっかく遊園地に来てるんだから変なことを考えるのはやめよう
そう思いその日はめいっぱい楽しんだ