期間限定の彼女(続)…最終章…


あたしと真二のお母さんは 会話なし
おば様たちとは 気まずいまま
料理教室は終わりをつげた


当然のごとく
真二のお母さんに 呼び止められる


「へんな言いがかり着けないでよね!」


「おばさんが言わない限り誰が言うのですか!」


そこへ 奥さまが…


「揉め事かしら?」


「あっ!わたし奥様に何も言ってないですよね?」


「何の事?」


「そうそう 奥様にあたしの昔話をしたのは 川手さんでしょ?」


「えっ?川手さんじゃないわよ
藤原さんだったわ」


藤原さん???


あたしと 真二のお母さんが 同時に言った





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