一匹狼と赤ずきんちゃん





そいつの瞳はアタシの瞳を捉えて離さない



目が…そらせない



吸い込まれそうだ



切れ長のスラッとした二重はまるで獣の目のよう



「なんで、歩くスピード早めた?」



怒り気味に口を開いたストーカーさん



「へ?なんでって、アンタが追いかけてくるからでしょ!」



もぅ、なんでアタシが怒られなくちゃいけないの?









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