秘密だらけの孤独姫


あー。カツラ暑い…


取ろうかな?


一応、念のために鍵をしとこう。


ガチャリ


さてと、カツラを取ろう。


パサッ


「ふぅ。久しぶりの地毛だ」


神龍がいたせいで、なかなかカツラ取れなかったしね…


あれは、本当に最悪だったよ…


コンコン


ガチャガチャ


………………。


うん。鍵閉めといてよかった…


「あのぉ…神龍です。開けてください」


「……」


え?神龍?


よし。居留守にしよう。


航平「花音さん?」


「…」


燐斗「姉ちゃん?」


流星「花音ちゃーん?」


「…」


うるさい…


そろそろ、しつこすぎて私キレるかも…(笑)


はぁ…


仕方ない。


出よう。


カツラは、被っとこう。


ばれたら、めんどいし。


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