秘密だらけの孤独姫


「さてと、私は用事あるから部屋から出てくれない?」


航平「それは、ちょっと…無理な話しですね…」


「…なんで?」


航平「姫になった、花音さんのことをもっと知りたいんです」


…どうせ…


私の正体を知りたいだけだと思うよけど…


航平「あ。あそこのパソコン…花音さんのですか?」


「うん」


航平「僕、パソコンを忘れてしまって…貸してもらってもいいですか?」


「いいよ」


私は、パソコンを航平に渡した。


航平「これ…最新のじゃないですか⁉︎」


「へ?あ。うん」


航平「これ、僕ほしかったんです‼︎でも、高くて…」


「そうかな?そこまで、高くないよ」


神龍「(…さすが、お金持ちだね/ですね/だな)」


このパソコンは、莉緒達に内緒で買ったの。


見せたら、糞兄貴達がうるさいし…


しかも、ほしいって言われたら困るしね…


「あ。そのパソコン、あげるよ。私、もう一つあるから」


航平「え⁉︎いいんですか⁉︎」


「うん」


もう一つの方が高いんだよね。


そのパソコンは、まだまだ安い方。


流星「航平だけ、ずるいー‼︎僕もほしいー‼︎」


「…流星は、パソコン使わないでしょ?」


今まで、流星がパソコンを使ってるのを見たことない…


流星「僕、使うよー?」


あ。マジですか…


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