秘密だらけの孤独姫
燐斗「…久しぶりに姉ちゃんと…寝たい」
「…いいよ」
気づいたら…
そう言ってた…
無意識って怖いね…(苦笑い)
燐斗「いいの…⁈」
「え…?う、うん…」
なんで、そんなに嬉しそうなの…?
目がキラキラしてるよ…
私と寝てもいいことないけど…
まぁ。いっか。
「よし。寝よう」
燐斗「ん」
燐斗の手を引っ張って、ベッドまで行った。
燐斗「ベッド…ふかふか…‼︎(キラキラ)」
「ちょ…‼︎燐斗⁉︎」
燐斗は、ベッドの上でぴょんぴょんと跳ねて遊んでる…
なんか…
昔に戻ったみたい…(笑)
よく、燐斗は私の部屋のベッドで遊んでたんだよね。
本当に懐かしい…
燐斗「姉ちゃん…笑った…‼︎」
「え…?」
私、いつも笑ってると思うけど…
燐斗「姉ちゃん、いつも偽物の笑顔って感じだった…でも、いまは…本物の笑顔…」
「偽物…?」
燐斗「うん…」
「ふふっ。そっか…」
普通に笑ってたつもりなんだけどな…
燐斗「俺は…姉ちゃんの昔の笑顔…知ってるから…」
「そうだね。昔のね」
でも…
いつまでも、昔の私で考えてたらダメだよ?
何年私と会ってないのか、わかってるのかな…?