秘密だらけの孤独姫


光輝「よし。転校生を紹介する」


………………。


転校生…?


あー。昨日、光ちゃんそんなこと言ってたなー。


てか…


「先生、廊下に転校生いませんでしたよ?」


光輝「はぁぁぁぁぁぁ⁉︎⁉︎⁉︎」


うん。うるさい。


てか、転校生はどこに…?


光輝「花音‼︎迎えに行ってくれ‼︎」


「はい⁉︎光ちゃん、先生でしょ⁉︎光ちゃんが行ってよ‼︎」


なんで、私に頼むの…?


で、なんでみんなは固まってるの?


クラス女「…先生…先生と地味子って…知り合いですか…?」


光輝「あ?そうだが?てか、花音のことを地味子って言うな。ブスが」


あはは。


光ちゃん、こわー(笑)


いまの言葉、絶対先生が言ったらダメでしょ。


光輝「てか、花音変装とけよ」


「はぁ…わかったよ」


_パサッ


私は、カツラを取った。


カツラを取ったら、ミルクティー色の髪の毛が出てきた。


あ。もちろん、これもカツラだよ?


私が本当の髪を見せるわけないよ。


てか、本当の髪の毛を見せたら…


絶対、ばれちゃう…


_ゴクッ


誰かが唾を飲んだ音が聞こえた。


男「まじ…かよ…」


女「そ…んな…」


なんで、みんな驚いてるの?


前の格好もブスだったのに、またブスだから驚いてるの?


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