秘密だらけの孤独姫


美麗「花音を守るために来たの。あ。“あいつら”は、ここに花音がいること知らないから」


「え?じゃあ、なにも言わないで転校したの?」


美麗「もちろん」


美麗…


ご愁傷様。


「“あいつ”に怒られるよ?」


美麗「んー。まぁ、いいよ。殴るから((黒笑」


相変わらず、怖いね…(苦笑い)


圭「おい。お前、姫になれ」


美麗「いやよ。言っとくけど、私はあんたたちと関わるなんてごめんだわ。花音のためにここに来たんだから」


「美麗…」


_ガチャ


いま、こんな雰囲気の中で入ってきたら、まずいでしょ…


莉緒「あれぇ?神龍のみんな?」


…莉緒、あなただったんだ…


KYさんは…


美麗「あんただれ?」


美麗…眉間にシワが寄ってるよ…


莉緒「あなたこそ、だれぇ?」


美麗「あんたみたいなぶりっ子に名前教えるわけないわ。花音行きましょう。こんな、ぶりっ子に関わったら損だよ」


_ぐいっ


「え?美麗?」


美麗に手を引っ張られて、屋上から出た。


神龍は、固まってたみたいだけど…


美麗「花音、あれが義理の妹?」


「うん…」


美麗「ただのぶりっ子じゃん。気持ち悪っ」


「あはは。確かに、あれは引くね(笑)」


美麗「そんなに神龍に気に入られたいんだね。神龍のどこがいいんだろう?」


美麗は、直接関わってないしね…


しかも、美麗は人を信じない…


私と一緒で…


人を信じたくても、信じられないんだ…


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