秘密だらけの孤独姫
流星「…花音ちゃんって…バイク乗れるの…?」
あー。やっぱり、まずかった?
でも、いっか。
「乗れるよ。自分では、運転できないけど」
光輝「昔から、俺の後ろに乗ってたもんな?」
ニヤッと光ちゃんが笑った。
この状況を楽しんでるみたい…
はぁ。本当に呆れる。
流星「そうなんだ…」
なんとか、誤魔化せた。
圭「今日、倉庫に来い」
龍騎「圭、お前…莉緒がいるだろう⁉︎」
糞兄貴が圭の胸倉を掴んだ。
あー。喧嘩始まりそうだね。
まぁ。どうでもいいけど?
私には、関係ないし。
てか、糞兄貴はなんで怒ってるわけ?
圭「莉緒が姫なのは、知ってる。別に、莉緒の姉なんだからよくないですか?」
俺様な圭が…
この糞兄貴に敬語使ってるし(笑)
光輝「花音…お前は…こいつらに関わるなって言っただろう?」
「もちろん。こっちは、関わりたくないし」
龍騎「お前…族に興味ないのか?」
糞兄貴が珍しく話しかけてくるなんて…
明日は、槍でも降るんじゃない?(笑)
「興味ない。それに、私は“もう”族に関わりたくない」
航平「“もう”とは、どういうことですか?」
あ。口が滑ってついつい…
光ちゃんを見たら…
呆れていた…。