秘密だらけの孤独姫


あー。やっぱり、バイクは好きだなぁ…


嫌いなことを忘れさせてくれる…


光輝「花音?」


「ん?」


光輝「着いたけど?てか、さっきから呼んでるんだけど?」


「あー。ごめん」


全然、気づかなかった…


それだけ、感情に浸ってたんだ?


光輝「いじめられたら、言えよ?」


「あー。うん」


絶対、言わないけど。


光輝「お前な…」


あー。光ちゃんにばれちゃったか…。


まぁ。いっか。


光輝「とにかく、なにかあったら言え」


「へーい」


光ちゃんは、下駄箱の方に向かって行った。


さてと、私はどうしようか…


光ちゃんと一緒に行ってもいいけど…


光ちゃんがあれだし?


女「光輝先生、おはよーございます♡」


光輝「チッ」


光ちゃん…


返事ぐらいしよう…


まぁ。昔から、モテてたし?


別に、ふーんしか思わないけど。


あー。光ちゃんと行かなくて、よかった。


女に敵視されるし?


そういうの私、嫌いだし。


「お前…何してるんだ?」


お前って言われて…


あぁ?


とか言いそうになったけど…


我慢して振り返った。


そこには…


見たことがない男がいた…。


< 35 / 186 >

この作品をシェア

pagetop