秘密だらけの孤独姫
あー。やっぱり、バイクは好きだなぁ…
嫌いなことを忘れさせてくれる…
光輝「花音?」
「ん?」
光輝「着いたけど?てか、さっきから呼んでるんだけど?」
「あー。ごめん」
全然、気づかなかった…
それだけ、感情に浸ってたんだ?
光輝「いじめられたら、言えよ?」
「あー。うん」
絶対、言わないけど。
光輝「お前な…」
あー。光ちゃんにばれちゃったか…。
まぁ。いっか。
光輝「とにかく、なにかあったら言え」
「へーい」
光ちゃんは、下駄箱の方に向かって行った。
さてと、私はどうしようか…
光ちゃんと一緒に行ってもいいけど…
光ちゃんがあれだし?
女「光輝先生、おはよーございます♡」
光輝「チッ」
光ちゃん…
返事ぐらいしよう…
まぁ。昔から、モテてたし?
別に、ふーんしか思わないけど。
あー。光ちゃんと行かなくて、よかった。
女に敵視されるし?
そういうの私、嫌いだし。
「お前…何してるんだ?」
お前って言われて…
あぁ?
とか言いそうになったけど…
我慢して振り返った。
そこには…
見たことがない男がいた…。