秘密だらけの孤独姫
ガチャ
昴「誰だ?」
「昴。私」
昴「花音⁉︎」
「なんで、驚いてるわけ?」
昴は、私を見て固まっている。
昴「…カツラ…」
「カツラ…?」
私は、髪の毛を触った。
そこには…
あるはずのカツラがなかった…
「え⁉︎昴‼︎鏡貸して‼︎」
昴「鏡⁉︎俺、持ってないぞ?」
だよね…
昴は、男だし…
どうしようか…
昴「俺の部屋にカツラあるけど?」
「…なんで、持ってるわけ?」
昴「こんなことがあると思ったから」
「てか…カツラ…探した方がいい?」
カツラ探さないと…
大変なことになりそうだし…
昴「そうだな…「カツラってこれ?」は?」
後ろから、聞こえたよね…?
私は、恐る恐る後ろを見た。
そこには…
自意識過剰男?がいた。
自意識過剰男?「お前、カツラ被ってたんだ?」
ギクッ
ば、ばれてたくないこいつに…
ばれてしまった…
自意識過剰男?「じゃあ、茶髪が本当の髪なんだ?」
「う、うん…」
なんで、茶髪かって?
黒髪のカツラの下に茶髪のカツラを被ってたの。
念の為に…ね?