秘密だらけの孤独姫


本編→


莉緒「あ‼︎お兄ちゃん、先に行っててー‼︎忘れ物しちゃった…(汗)」


莉緒が玄関で叫んだ。


私も準備しよう…。


私は、ゆっくり学校の準備を始めた。


トントン


誰かがドアを叩いた。


誰だろう?


私の部屋に来る人なんて、いない。


莉緒「お姉ちゃん…」


え…?莉緒の声…?


ガチャ


「なに?」


莉緒「あの…」


莉緒は、黙ったままだ…。


用件を早く言ってくれないと…


私、遅刻するんだけど…?


まぁ。いつも、遅刻してるし。


別にいいけど。


莉緒「…お姉ちゃんは…いいの…?」


「なにが?」


莉緒「…お母さんたちに…」


「別にいいよ」


莉緒「私がよくないの‼︎」


急に、莉緒が声を荒げたから驚いた。


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