秘密だらけの孤独姫


最悪…


「…返してください」


黎人「なんで?」


返してくれないと…


めんどくさいことになるもん…


黎人「はぁ…わかったよ…」


自意識過剰男がメガネとカツラを返してくれた。


案外、優しい…?


黎人「じゃあ、俺の前では…全部外せよ?」


「え…?」


こいつの前だけ…?


ちょっと、意味がわからない…


黎人「まぁ。気にすんな」


「はぁ…」


いや、気にするから…‼︎


「あ‼︎お姉ちゃん‼︎」


ん?お姉ちゃん?


誰のことだろう?


私じゃないと思うし…


「てか、自意識過剰男くんはなんで…「黎人でいい」はい?」


黎人「自意識過剰男って長いだろ?(笑)」


「確かに…」


ずっと、長くてめんどくさいと思ってたし…


ちょうど、よかったかもしれない。


莉緒「お姉ちゃん‼︎」


私は、渋々後ろを見た。


そこには…


「げっ」


神龍と莉緒がいた…。


黎人「おっ。神龍やん」


航平「あなたは…確か…」


黎人「てか、花音になんか用?」


神龍&莉緒「花音…⁉︎」


あれ?いつから、呼び捨てになったわけ?


黎人って…


本当に不思議だなぁ。


< 42 / 186 >

この作品をシェア

pagetop