秘密だらけの孤独姫


神龍side


流星「あーあー。行っちゃった…」


航平「…花音さん…不思議ですね…」


莉緒「お姉ちゃん…」


圭「あいつを調べろ」


莉緒「え⁉︎なんで⁉︎」


圭「いいから」


航平「…わかりました…」


カチカチ


航平をパソコンを開けて、ハッキングし始めた。


健「ん?燐斗どうした?」


燐斗「…姉ちゃん…」


健「マジで…燐斗の姉ちゃんなのか?」


燐斗「コクコク」


莉緒「違うもん‼︎お姉ちゃんは、私のお姉ちゃんだもん‼︎」


燐斗「違う…」


莉緒「むぅ…」


健「おーい‼︎喧嘩は、ダメやで?圭がお怒りやでー‼︎」


二人は、チラッと圭を見ておとなしくなった。


カチカチ ピタッ


パソコンを打つ音が止まった…。


航平「ふぅ…」


圭「どうだった?」


航平「年齢、名前、誕生日、出身地しかわかりません…」


圭「そうか…」


航平「莉緒さん、あなたの出身地はどこですか?」


莉緒「え…?埼玉だけど…」


航平「可笑しいですね…花音さんの出身地は…東京です…」


(航平以外)「⁉︎」


航平「これで、わかりました。花音さんは…莉緒さんとは、血が繋がっていません。たぶん…燐斗の本当の姉でしょう…」


莉緒「そんな…」


莉緒は、絶句したように座り込んだ…。


みんなは、莉緒を心配していた…。


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