秘密だらけの孤独姫
「学校は?」
莉緒「行くよ?お姉ちゃんと行く‼︎」
「はぁ?」
私と行くって…
莉緒はバカ?
莉緒「ダメ?」
涙目で聞いてくる、莉緒。
はぁ…
仕方ない。
「いいけど。でも、どうなってもしらないから」
莉緒「うん‼︎」
私は、黒髪のウェッグを三つ編みにして、スカートを膝下にした。
家では、黒髪のウェッグをずっとつけている。
ばれたら、めんどくさいし。
莉緒「お姉ちゃん…それで行くの…?」
「そうだけど?」
莉緒は、なにか言いたそうな顔をしている。
莉緒「髪の毛…おろした方がいいよ?」
「これが落ち着くの」
落ち着かないけどね(笑)
逆に気持ち悪いぐらい(笑)
莉緒「あ‼︎遅刻しちゃうよ?いいの?」
「別にいいよ。てか、莉緒先に行ってて」
莉緒「なんで?」
「いいから」
莉緒「わかった…」
莉緒は、渋々部屋を出て行った。