秘密だらけの孤独姫


箱から、指輪とピアスを取り出した。


この指輪とピアスは…


風華の時に“あいつら”に貰った。


「あれ?もうこんな時間?」


周りを見たら、外が明るくなっていた。


さてと…


学校に行かないと…


私は、ゆっくりゆっくりと学校の準備を始めた。


コンコン


「はい?」


「莉緒だけど…お姉ちゃん、起きてる?」


「起きてるよ」


いや、起きてなかったら…


返事しないからね…?


莉緒は、天然なのかな?


莉緒「入っていい?」


「ダメ。用は何?」


莉緒「遅刻するよ?」


「遅刻?」


私は、時計を見た。


確かに…


遅刻するかも…


「ふーん」


莉緒「流星くんが呼んで来いってうるさいの…」


「んー。今日は、学校休む」


莉緒「え…?熱?」


「ううん、だるいだけ」


莉緒「わかった…」


莉緒が去って行った。


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