秘密だらけの孤独姫


玄関の方から、莉緒の「行ってきます」って声が聞こえた。


窓から、莉緒を見ると…


本当に行ったみたいだ…。


「急にどうしたんだろう?」


いつもなら、話しかけて来ないのに…


まぁ。いいけど。


ガチャ


私は、部屋を出た。


リビングには、行かずに玄関に向かった。


リビングから、親の声が聞こえる。


どうでもいっか。


ガチャ


私は、玄関の扉を開けて家を出た。


はぁ…


学校まで遠い…


なんで、あの学校を選んだんだろう…


って今、思った。


そういえば…


昴と光輝がいるからだっけ?


あ。昴と光輝の説明は、あとで作者がしてくれるはずだから。


てか、学校に着いたんだけど…


門閉まってる…。


いつものことだから、いいけど。


さてと、あの道を使うか…。


私は、裏門に向かった。


裏門の近くの道にいくと…


壁に手を当てた。


ピピピ


ガチャ


「開いた」


私は、壁をドンッと押した。


押したら…


壁が開いた。


これは、“隠し扉”というやつ。


昴が作ったらしい。


< 7 / 186 >

この作品をシェア

pagetop