秘密だらけの孤独姫


母&父「花音⁉︎」


ん?もう、気づいちゃった感じ?


母「う、上の名前は…?」


「片桐です」


これで、もうわかるよね?


父「花音…すまなかった…」


母「本当にごめんなさい‼︎」


父さんと母さんが土下座をしている…


んー。この場合、どうしたらいいの?


私には、わかんないな…


燐斗「姉ちゃん…」


「んー。顔上げて?謝ってほしいわけじゃないし…」


父「でも…‼︎」


母「私達は…最低なことをしたわ…」


こうなるから、来たくなかったのに…


「別に。でも、もうちょっといいところに預けてほしかった」


母「え…⁉︎なんで、預けたってわかったの…?」


「んー?だって、ここお金持ちらしいし?私、昔誘拐されたって聞いたから」


父「今の暮らしは、楽しいか?」


「楽しくない」


流星「おばさん‼︎おじさん‼︎花音ちゃんの仮親?酷いんだよ‼︎」


父「酷い…?」


流星「花音ちゃんを無視するし…自分の娘にしか近寄らない。しかも…ご飯も用意してくれないんだってー‼︎」


それを聞いた、燐斗の親の目が変わった。


おー。怖いねー←棒読み


父「花音、今日からここに住みなさい」


母「あの人達には、もうお金を払う必要もないわね」


え…?私の拒否権は、なし?


まぁ。いいけどね?


「わかりました。で、お父さん、お母さん、私の部屋は?」


父「うぅ…(泣)」


母「グスッ…(泣)」


「え?なんで、泣いてるの?」


母「久しぶりに…花音から、お母さん、お父さんと呼ばれて…嬉しかったの…ねぇ…あなた?」


父「俺は、感動したー‼︎花音ー‼︎」


お父さんがこっちに走ってくるから、思いっきり避けた。


バンッ


「あ…」


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